直売所での一コマ(2)
2010年10月25日 【 生産者ブログ 】
家庭用りんごが山積みです
品種当てクイズに列ができています
信州高山さわやかりんご直売所で
○関西のおばちゃん
パレットに積み上げてある《シナノスイート》の一番下の段ボール箱を引っ張り出そうとして
おばちゃん:「おっちゃん、これ出してくれへん?」
売り子:「お客さん、りんごの箱は上の方が新しいんですよ。」
おばちゃん:「ええっ!ほんまかいな?」
売り子:(共撰所の中を指さして)「あちらで選果した順にパレットに積んですぐにここへ運んできますから、一番上の箱がいちばん新しいんですよ。ほんの数分ですけどね」
おばちゃん:「そらそやな」
※結局一番上の箱をお買い上げいただきました。
中のりんごがいちばん新しいとは一言も申しておりません。
○お堅いお客さん
封緘してある《シナノスイート》の段ボール箱を指して
お客さん:「これの中を見せてくれへんか?」
売り子:「申し訳ございません。開けると箱が傷んでしまいますのでご勘弁ください」
お客さん:「わしは中を確かめて送りたいんじゃ。銭は払うから中を見せてんか」
売り子:「かしこまりました」
お金をいただいてからボクサーの針を外し、中身をしっかりご確認いただきました。
※ご納得いただけましたでしょうね。
店頭のサンプルは国産の松茸だったのに、送り届けられたものは北朝鮮産の松茸だったというどこかの土産屋とは違いますのでご安心ください。
○違いの分かるご夫妻
奥さん:(アンケート用紙に《秋映》と書いて)
「これだと思うわあ」
売り子:「残念でした、違いましたねえ」
ご主人:(横から覗いて)
「ええっ!違ったの?僕もそれだと思ったんだけどなあ」
(すぐ《シナノスイート》に書き直し)
「じゃあこっちかな?」
売り子:「はい正解です。おめでとうございます」
加工用りんごを1つ差し上げました。
奥さん:「さっきの書き変えたらだめ?」
※女性に優しい売り子はにっこり笑って1つ差し上げました。
(hiro)